ニップン澤田元会長お別れの会に 1000人が参列

昨年11月21日に90歳で亡くなった澤田浩ニップン元会長の「お別れの会」が16日、都内のホテルで開かれ約1千人が参列した。会場では、澤田氏がニップンを強靭な企業体質に変えた数々の功績や日本・トルコ協会会長の職務などを写真や資料、思い出の品々で振り返り、故人をしのんだ。

「お別れの会」委員長を務めた前鶴俊哉ニップン社長は参列者に配布したしおりに澤田氏へのメッセージをしたため、社名変更発表時のエピソードとして「『(澤田会長は)あの保守的なニップンさんが、こんなにアグレッシブな会社に変わったと言われるくらいの変化を遂げていきたい』とおっしゃっていた。私たち役職員一同は既存の事業以外へも成長の分野を広げ、会長のご期待に沿えるよう、名実ともに『多角的総合食品企業』を目指し、社員一丸となって全力を尽くします」と誓った。