東海農政局主催による「野菜の消費に関するシンポジウム」が28日、オンライン開催(参加無料、Webex対応、定員160人)される。
東海地域は野菜の生産・加工・流通においては国内でもトップクラスを誇るものの、一方で野菜摂取量に関しては愛知・岐阜・三重のいずれもが全国下位に属しており、長らく地域の課題とされてきた。
当日は、東海地域ゆかりの企業や生産者、研究者など野菜のエキスパートが集結し、講演やパネルディスカッションを行う。WEBの利点を生かし、東海地域にとどまらず広く野菜の消費について発信していきたい考えだ。
講演者・パネリストは、カゴメ健康事業部管理栄養士・杉本優子氏、サラダコスモ社長・中田智弘氏、東邦ガス料理教室講師・田中稔氏、JA愛知みなみ青果農産部青果販売課長・田中恒光氏、オイシックス・ラ・大地経営企画本部FFF室マネージャー・村田靖雄氏、愛知学泉短期大学食物栄養学科講師・熊崎稔子氏を予定。
講演内容は、カゴメの杉本氏が野菜摂取量測定器「ベジチェック」を活用した取り組みや、野菜による栄養摂取に関する最新情報・技術を紹介する。
サラダコスモの中田社長は、「カット野菜シリーズ」など利便性向上につながる商品開発の経緯や販売動向、環境に優しく付加価値の高い農産物の販売事例などを解説する。
また、オイシックスの村田氏からは、急成長を遂げた野菜宅配ビジネスで得られた野菜消費拡大に向けた知恵やヒントを聞く。
農水省「野菜を食べようプロジェクト」野菜サポーターも務める熊崎氏は、同テーマに関する学生の声も届ける。
シンポジウム専用ページも近く開設し、開催概要を告知。申込期限は24日17時まで。