昭和産業は2月22日、大豆たん白製品の価格改定を発表した。大豆たん白製品の値上げは昨年7月に続き2度目。4月1日納品分から30円/㎏以上の値上げを実施する。
大豆たん白製品については、原料コストの上昇を受けて昨年7月に30円/㎏以上の値上げを実施したが、大豆たん白製品に使用するNON―GMO大豆は堅調な需要を背景に、原料の確保や分別生産流通管理にかかる手数料が高止まりしている。
また、原料価格の指標であるシカゴ大豆相場も南米の乾燥天候による減産懸念や、世界的に旺盛な需要に支えられ、依然高値圏で推移。エネルギーコストや物流費、包装資材コストの上昇に加え、為替相場の円安進行による原料調達コストが上昇し、事業環境は厳しさを増している。