大手に先駆け微炭酸CBDドリンク エナジー系とリラックス系の狭間ニーズ狙う 友桝飲料

友桝飲料が昨年11月1日にWeb限定で新発売したレモン果汁10%・CBD35㎎を含む微炭酸飲料「Neutral Mode(ニュートラルモード)」は、エナジードリンクとリラックスドリンクの間の領域を狙ったリラックスタイムドリンクとなる。

取材に応じた友田諭社長は「エナジードリンクとリラックスドリンクの間にある、ちょっと“一時停止”してよりよい休息のお供を狙って開発したもので、飲料業界大手に先駆けてCBDの成分を含むドリンクに仕立てた」と説明する。

CBDはヘンプ(産業用大麻草)に含まれる食用成分・カンナビジオールの略語で休息をサポートする成分を含んでいる。

友桝飲料の友田諭社長 - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)
友桝飲料の友田諭社長

同商品はFDA(アメリカ食品医薬品局)制定の適正製造基準(GMP)認証を受けた工場で製造され第三者機関による厳しい成分分析検査を経たアメリカ・テネシー州のCBDを採用している。

CBDほかレモン果汁やホップエキス、睡眠中の栄養補給のためにぶどう糖をブレンドして、コーヒー・紅茶・アルコールだけではない大人の休息時間の新しい選択肢として提案している。

「テスト的な要素を含んだD2Cの取り組みの一環としてWeb限定で販売している。来年もD2C向けの新たなチャレンジを予定している」と意欲をのぞかせる。

同社は本社・小城工場(佐賀県)のパイロットプラントで、液体以外の原料も受け入れて液体に加工するなどして領域を広げながら開発を続けている。