脱プラへ前進 スタジアムやイベントで使える飲料用アルミカップ登場 印刷技術でもアピール 東洋製罐GHD

東洋製罐グループホールディングスは9日の決算説明会で22年をめどにリサイクル可能な飲料用アルミカップを販売することを明らかにした。

新たな成長領域の探索・事業化・収益化の一環で、循環資材であるアルミニウムを使用した容器の提案で脱プラスチックへの貢献も見込む。

この日発表した大塚一男社長は「アルミカップのニーズは環境対応からあると思っている。やはり使い捨てではなく、たとえばスタジアムで生ビールをもう一杯飲みたい場合に同じカップを使うことができる」と語る。

アルミはリサイクルできる素材という認識が定着していることにも商機を見出す。スタジアムやイベント、カフェ、アウトドアなどの用途を想定している。

最新のデジタル印刷技術を用いてデザインをカスタマイズできるのもウリ。既に提案を行ったところ「イベント運営会社やスタジアムの方から非常にご好評をいただいていると聞いている」という。

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