おかず用のドレッシング 脱“ご飯のおとも”へ昆布会社が専門店

昆布製造販売の舞昆のこうはら(大阪市)はこのほど、おかずドレッシング専門店を大阪市のJR福島駅そばに開いた。

同社は発酵塩昆布「舞昆」をはじめとする昆布製品を直営9店舗や通販で販売するが、米飯消費量の減少や顧客の高齢化といった課題を抱えている。こうした中、「和洋中を折衷し、より若い層を取り込みたい。ご飯のおともから、おかずのおともへ」(鴻原森蔵社長)との考えから、おかずにかけるドレッシングを開発。コロナ禍で内食需要が伸びていることも商品化を後押しした。

鴻原社長は商品について「調味料というよりは、料理をダイスカットしそれをソースにしたもの」と説明する。50種類におよぶ試作品の中から今回商品化したのは15種類。価格帯は951円、735円、519円(各税込み)の3段階。和風は「竹の子おろしぽん酢ソース」など6種類、洋風は「完熟とまと牛肉ソース」など3種類、中華風は全商品の中で最も高い「あわびソース」など5種類、このほか唐辛子味噌を揃える。

内容量150㎖、賞味期限は未開封・常温で3か月。いずれも昆布だしの旨みを生かし、ビワを発酵することでできる機能成分のコロソリンを含んでおり、健康面からも訴求できる。屋号の「美和堂」と建物外観の色はビワに由来する。プレオープンから1週間でリピーターがつき、「竹の子おろしぽん酢ソース」は一時品切れになるほど好評だったという。

鴻原社長は今後の展望について「飲食店の激戦区である福島で、いろいろな店の名物をわれわれの技術でソースとして展開していきたい。それがコロナ禍で困っている飲食店の助けになれば。将来的には、全国市町村の名物を商品化したい」と話している。