100%再生ボトルを店頭でアピール 「進撃の巨人」リサイクルボックスも コカ・コーラボトラーズジャパン

コカ・コーラボトラーズジャパンは、100%リサイクルペットボトル(PET)の店頭導入に取り組んでいる。

事業活動とともに、ペットボトル(PET)を何度も再生して新たな化石由来資源使用の削減と二酸化炭素(CO2)排出削減につなげるリサイクル手法であるボトルtoボトルをアピールしていくのが狙い。

「リサイクルしてね」「1本でCO2約60%削減へ」などの文言をあしらったアテンションPOPを用意し、スーパーや量販店などの協力を得ながら大陳などを展開している。

100%リサイクルPETは、20年3月に「い・ろ・は・す天然水」(555㎖)、同4月に「い・ろ・は・す天然水 ラベルレス」(600㎖)に導入されたことに加えて、今年5月31日に「コカ・コーラ」と「ジョージア」の旗艦商品にも導入された。

この導入により、コカ・コーラシステム全体で年間約3万5千tのCO2排出量削減、約3万tの化石由来原料からつくられる新たなプラスチック削減を見込む。

今回、導入ブランドを拡大したことにより、ボトルtoボトルリサイクルの割合を22年に50%、30年には90%へと高め、30年までにすべてのPETをサスティナブル素材に100%(リサイクル樹脂使用率90%、植物由来樹脂使用率10%)切り替えることを目指す。

ボトルtoボトルを円滑に進めるためには、使用済みPETをきれいな状態で回収することが求められる。特に課題視されるのは、PET総回収量の54%を占める自販機横のリサイクルボックスなどの事業系回収の品質向上となる。

「進撃の巨人」とコラボのリサイクルボックス。9日、日田駅前広場で除幕式が行われた(コカ・コーラシステム)
「進撃の巨人」とコラボのリサイクルボックス。9日、日田駅前広場で除幕式が行われた(コカ・コーラシステム)

同社はこの啓発にも取り組み、直近では大分県日田市での「進撃の巨人」とコラボしたリサイクルボックスの設置に協力している。9日、大分短期大学の学生による実地・内容物調査で最も改善が必要と判断した日田駅そばのラーメン店前に設置された。

「リサイクルボックスはごみ箱ではない」との意識付けを通じて、ボックスへの異物投棄ゼロ、ボックス周辺環境の改善を目指すことを目的としている。

巨人が自販機周辺の環境悪化から人類が住み着いていることに気付き出現したというストーリーで、巨人を駆逐するにはリサイクルボックスの正しい理解と利用者の協力が必要という設定になっている。

9日には、日田市内3か所(日田駅前、パトリア日田、道の駅水辺の郷おおやま)でリサイクルの啓発パネルが展示されたほか、特設サイトのオープンやTVCMの放送もスタートした。