業務用スターチ新ブランド「テクスデザイン」 食感改善など多彩な活用法 J-オイルミルズ

J-オイルミルズは、業務用スターチ製品の新ブランド「TXdeSIGN」(以下、テクスデザイン)」を導入する。生活者の食に対する嗜好や形態が多様化する中、厳選された植物素材と独自技術を組み合わせ、従来の素材では実現できない新たなテクスチャーの創出を目指し、お客さまの課題解決に貢献する高付加価値製品のラインアップを強化する。

同社は今期からスタートする新中期経営計画に合わせ、目指すべき未来(ビジョン)としてJoy for Life ~食で未来によろこびを~を掲げ、新たなコミュニケーションブランド「JOYL」を制定。ロゴマークのテーマカラーであるグリーンには、あぶら・でんぷん・たんぱくを生み出す植物素材からサステナブルな未来に貢献する意思を込め、新たなスタートを切った。

こうした中で、業務用スターチ製品の新ブランド「テクスデザイン」を立ち上げ、植物由来の原材料と独自技術を組み合わせ、「テクスチャーをデザインする」高付加価値製品のラインアップ強化と、多様なアプリケーション提案による課題解決を加速させる。

おいしさを実現するための要素として、味や香り、見た目、色、テクスチャー(食物を口に入れて咀嚼し、飲み込むまでの間に唇・歯・口蓋・喉などで感じるさまざまな食感)が挙げられるが、「日本語のテクスチャーに着目する表現は他言語と比較して非常に豊富で繊細であり、おいしさの構成要素としてテクスチャーが注目されている」(同社)。

「テクスデザイン」は、厳選したスターチを独自の技術で加工し、繊維感や伸展性といった従来のスターチ製品では実現できない特徴を兼ね備え、さまざまな調理シーンや食品加工において新たなテクスチャーを創出。「テクスデザイン」シリーズのラインアップとして、「FIBRE(フィブレ)」=野菜を長時間煮込んだような繊維感を付与し、風味保持・向上にも優れた素材、「EXTEN(エクステン)」=独特な伸び・粘りといった粘弾性により、濃厚感やコクを付与できる素材――の2シリーズを今秋にも発売する予定だ。

J-オイルミルズは今期から、油脂加工品事業本部とスターチ製品などを取り扱う食品・ファイン事業本部を統合し、「スペシャリティフード事業本部」を新設。トウモロコシやタピオカなど植物由来の原材料を使用したスターチ製品では、ハンバーグのジューシー感向上やパン・フライ衣の食感改良、経時劣化抑制機能を有する「ネオトラスト」「ハイトラスト」などの機能性スターチを展開。

加工食品やCVS、製菓製パンなどのユーザーに評価されているほか、コロナ禍でテイクアウト、デリバリー需要の高まりを受け、外食産業向けの販売数量も伸びているという。今後は、これらの機能性スターチ製品も「テクスデザイン」シリーズに取り込んでいく予定だ。

同社では「長年の研究開発により培われた技術力と、多くのお客さまとのコミュニケーションにより得られた知見を生かし、お客さまに最適なテクスソリューションをお届けしてきたが、『テクスデザイン』シリーズ導入によりスターチ製品のラインアップを一層強化し、当社ならではのアプリケーション提案でお客さまの課題解決に貢献していく」とした。