電気あってこそのリモートワーク 勢い増す強風の被害懸念

7月に九州各地を襲った記録的豪雨。防災対策を入念にしていた自治体もあったと聞くが、想定を超えた破壊力を持つ自然の猛威には抗えなかった。

▼豪雨の場合、河川が氾濫し製造ラインが水没してしまうと特に機械系統の復旧は至難。マンションでは昨年、階下の電気室が水浸しになり長期にわたり機能不全に陥ったところもあった。

▼強風も年々エスカレートしている印象を受ける。18年9月には最大瞬間風速60mクラスの台風が奄美群島を直撃。これにより、風の威力で海から畑へと押し上げられた巨大岩石を目にしたことがあるが、それに近い規模の強風が昨年、千葉県を襲った。風速40mに耐えられるように設計された鉄塔が最大瞬間風速49mの風になぎ倒され60万軒以上が停電になったのは記憶に新しいだろう。

▼個人的には、強風は年々勢力を増し対象エリアも沖縄・奄美から全国へと広がっているように思える。今後、停電が同時多発的に起きたら、復旧にどれだけ時間がかかるのだろうか。電気あってのリモートワーク。自助にも限界があるが、日頃の備えが必要だ。