ハロウィーンの季節がやってくる。今年は10月31日が金曜日にあたり、繁華街の人出は例年以上との予測もある。数年来、若者のメッカだった東京・渋谷のスクランブル交差点では、混乱や事故のリスクを避け、今年も厳格な規制が敷かれる。
▼2025年のハロウィーン参加予定者は15.7%と前年の16.1%を下回り、2年連続して減少した(外食総研調べ)。ディズニーのイベントをきっかけに始まった日本版ハロウィーン。仮装やお菓子のプレゼント、街中の装飾などを楽しみながら鳴り物入りの一大イベントだったが、ここでも物価高が影を落とす。
▼行き場を失った若者は、自宅で友達と手軽に楽しむように変化。参加予定者の過ごし方でも「家で過ごしたい」(23.3%)が、「外食を楽しみたい」や「飲酒を楽しみたい」を抜き、トップに立った。
▼本番が間近に迫り、ハロウィーン商戦が開幕。コンビニではパーティーグッズやスイーツが店頭を賑わし、インターネットでもパーティー用グッズを販売。レストランでは店内を装飾し、特別メニューで集客を促しながら季節イベントに期待している。