日本アクセス「中部フローズンマザー物流センター」が稼働 冷凍物流のパレット化推進

日本アクセスは「中部フローズンマザー物流センター」を新設、9月から稼働を開始した。

冷凍マザーセンターの開設は関東、中四国、近畿エリアに続き4拠点目。同社では、積極的な物流投資により拠点最適化を進めるとともに、冷凍物流の社会的課題解決に向けて、業界全体で一貫パレチゼーションの実現を目指している。

冷凍食品・アイスなどのフローズン物流では手荷役による長時間作業と、それに起因する納品車両の待機時間削減が大きな課題となっている。

日本アクセスでは、冷凍物流の社会的課題解決に向けて、荷役作業の省力化と輸送の効率化を実現するパレット化の取り組みを推進。各エリアで冷凍マザーセンターを開設し、フローズン物流の一貫パレチゼーション実現に取り組んできた。

今回、中部エリアでの冷凍マザーセンターとなる「中部フローズンマザー物流センター」が稼働した。同センターで一括仕入れ・保管し、エリア内の各支店・物流センター(汎用センター9拠点)に配送する。

フローズンマザー物流センターにエリア内の仕入機能を集約し、生産・販売計画を共有。車両単位・パレット単位での発注と一貫パレチゼーションにより、従来2時間かかっていた作業が30分程度に短縮、作業生産性は3倍以上向上することが確認されており、納品業務の効率化とCO2削減にも貢献している。