カルビーと亀田製菓が協働を開始した。
両社が持つ商品開発力、生産技術、マーケティング、営業・販売のノウハウを集結して、商品企画と開発を中心に広く共通する課題解決と価値創造を行う。
協業について、10月9日に発表したカルビーの井上真里ベーシックポテトチップスチームブランドマネジャーは「共通の課題がこの先いろいろなところで出てくることもあり価値創造からスタートした」と説明する。
価値創造の第1弾として、カルビーは亀田製菓の人気ブランド「ハッピーターン」の味わいを再現した「ポテトチップス ハッピーターン味」(65g)を開発し、亀田製菓はカルビーの「ポテトチップス しあわせバタ~」の味を再現した「ハッピーターン しあわせバタ~味」(35g・71g)を開発した。コラボ商品2品(3SKU)は10月13日から順次発売される。
「カルビーポテトチップス」と「ハッピーターン」の共通の特徴は、高い認知率と30-40代男女の主要購入層にあり、この2つの共通点からブランドの親和性を見込む。
コラボ商品の狙いについては「(スナック・米菓)それぞれのカテゴリの活性化もあるかと思うが、ワクワクや楽しさを届けることで菓子全体が活性化していく効果があるとみている」と語る。
亀田製菓の歴舎(れきしゃ)直輝国内米菓マーケティング部米菓スナック第2グループマネージャーも「米菓スナックはもとよりお菓子に興味や関心、楽しさをいだくきっかけになれば菓子カテゴリ全体の活性化につながると考える」と述べる。
スーパー・量販店の店頭に向けては、2品を大陳できる販促ツールを用意して楽しさ・ワクワクを演出していく。