カゴメは2024年3月に共立女子大学・共立女子短期大学と連携協定を締結し、ビジネス学部野沢ゼミに所属する学生(現4年生)12名を対象に、食品ロス削減につながる取組みを考える「もっと知ってもっと削減、トマトの有効活用プロジェクト」を開始。今年度は、カゴメグループのトマト菜園「いわき小名浜菜園」で発生した規格外品トマトを使った「フラガールトマトジュース」の浸透をテーマにマーケティング戦略を検討。7月15日に行われた最終成果発表会では、カゴメといわき小名浜菜園の関係者に対して、3つのマーケティング戦略が提案された。
グループAは、「温泉施設×トマト」をテーマに、温泉施設にフラガールトマトジュースのディスペンサーを設置し、ジュースを飲むことで規格外のトマトを積極的に消費ができるプロモーションを提案。グループBは、20代の女性が朝に飲む飲料としてフラガールトマトジュースを提案。規格外品による商品開発ストーリーを発信し、「買うことが応援になる」というストーリーを訴求。グループCは、若年層のアルコール離れを受け、美容期待により若年女性の消費を拡大し、楽しみながら規格外トマトを消費する方法を提案。各発表に対してはサステナビリティやビジネスの視点から総評が伝えられた。