12.8 C
Tokyo
13.8 C
Osaka
2025 / 12 / 17 水曜日
ログイン
English
流通・飲食アイディック フルカテゴリーで提案 得意先利益拡大に貢献へ

アイディック フルカテゴリーで提案 得意先利益拡大に貢献へ

大阪屋ショップグループで卸部門を担うアイディックは7月9日、恒例の秋冬期新商品商談会を開催し、惣菜や海産、精肉、青果にドライ、日配、非食品など全カテゴリーで提案を行った。生鮮4品を加えたフルカテゴリーの提案会は全国的に珍しく、グループの大阪屋ショップの関係者だけでなく、卸先の北陸や東海地区のスーパーなどから700人以上が参加した。

会場は、「人気の商品と売れる売場で大きく稼ぐ」をテーマに、「得意先の売上、利益拡大に貢献」(同社)する提案を各カテゴリーで行った。

惣菜は、年間50品以上を開発しており、会場ではスーパーの売場を想定して提案した。秋冬新商品では、「食卓工房 まるごと豆腐の肉豆腐」を提案。豆腐の大きさは既存品の倍となる一丁まるごと入れることで、購入時のインパクト、喫食時の満足感などを高め、さらなる販売量の拡大を目指していく。

また、寿司を引き続き強化していく中で、これまでは惣菜部門の寿司、海産部門の生ネタの寿司をそれぞれで展開していたが、今後は寿司部門を新設し、「生の価値にさらにこだわり、価値訴求による差別化で売上拡大を図る」(同)。

また、富山は強みの海産品に比べ、青果市場の規模が小さい実情もある。そこで、大阪屋ショップは23年から愛知や岐阜に出店している利点として、その帰り便に愛知や岐阜の野菜を積んで北陸の店舗に供給する産地直送企画の取り組みを25年5月から実施しており、その紹介も行った。

その他、今後はグロサリー全般でPBを強化するに当たり、新たにブランド化し展開していく考えを示した。

関連記事

インタビュー特集

キンレイ「鍋焼うどん」、さらにおいしく進化 自社工場でかつお節を削り出した理由とは 50年のこだわり脈々と

キンレイの冷凍具付き麺「お水がいらない」シリーズが販売好調だ。2010年に立ち上げ、昨24年までに累計2億食以上を販売している。

日本酒「獺祭」輸出4割増 「海外トップブランドが強み」桜井社長

清酒「獺祭」の輸出が世界各国で伸びている。前9月期は総売上高213億円(前年比9%増)のうち、輸出実績(未納税含まず)は79億円、実に4割増だった。

日清オイリオ久野社長 価格改定の早期完遂目指す 家庭用、中長期視点で強化

日清オイリオグループの久野貴久社長は、喫緊の課題として価格改定の早期完遂と、ホームユース(家庭用油)の販売強化に取り組む方針を示した。

J-オイルミルズ春山社長 次元の異なるコスト環境 油脂、価格引き上げ急ぐ

J-オイルミルズの春山裕一郎社長執行役員CEOは、油脂のコスト環境が悪化する中で、「価格改定の浸透を急ぐ」方針をあらためて強調した。

新潟・葵酒造、2年目は自社栽培米で仕込む 「Domaine Aoi」始動 「日本酒になじみがない方にも」青木代表

「飲むことで幸せを感じられるような日本酒を提供していきたい」と話すのは葵酒造(新潟県長岡市)の青木里沙代表取締役。昨年冬、JR長岡駅からほど近い場所に位置する創業160年超の旧高橋酒造から事業を引き継ぎいだ。