鳥越製粉 福岡で製パン講習会、満席の大盛況

鳥越製粉は7月9日、福岡市東区の同社福岡工場食品経営センターで「製パン講習会」を開催した。

今回の講習会の講師には福岡県うきは市に移住後、ベーカリー「ぱんのもっか」を開業した吉岡亮次代表を招聘。阪東一光取締役常務執行役員のあいさつに続いて、吉岡氏が九州産小麦のフランスパン(バゲット・フィセル、塩バターフランス、骨パン)、九州産小麦の全粒粉パン(食パン、くるみとレーズンの直焼きパン)、九州産小麦の豆乳パン(豆乳パン・オ・レ、スレンダーソルト、豆乳ドーナツ)、九州産小麦のブリオッシュ(パンドーロ、ぼうしパン、チーズメロンパン)の各メニューについてのパンの製法を実演した。

阪東一光常務
阪東一光常務

阪東取締役常務執行役員のあいさつ

長い新型コロナの期間をはさみ数年ぶりにパン講習会のご案内をさせていただき、遠方からもご参加をいただき満席になりましたことを御礼申し上げたい。当講習会のテーマは「小さな田舎町でのサクセスストーリー~移住者が語る九州産小麦の魅力~」で今回は二つの目的を掲げている。

一つ目はここ数年の物価高の影響を受けて消費者の嗜好や行動が大きく変化する中、講師にお招きしている吉岡さまの商品への考え方や地域共生の実現に対する想いをお伝えしたいこと。

焼きあがったパン
焼きあがったパン

二つ目は吉岡さまが開業した福岡県うきは市は鳥越製粉の発祥地であり、当社では国産小麦による初の本格フランスパン用「さちかおり」をはじめ、様々な国内産小麦粉の販売を行っている。今後も小麦の産地に立地する企業として、引き続き日本の農業の活性化に貢献していくべく、日本をさらに元気にしていきたいという強い思いを今回の講習会を通じて皆さま方に知っていただきたいと思う。