世界で最初のオーガニック認証を受けた高付加価値インスタントコーヒー「マウントハーゲン」が好調

 高付加価値インスタントコーヒー「マウントハーゲン」が好調に推移している。
 7月16日、日本アクセスが開催した秋季フードコンベンション2025セールスガイダンスで明らかにした。

 好調要因について、淵之上明夫執行役員商品統括・マーケティング管掌は「もともと少し高付加価値商品であり、周り(他社インスタントコーヒー)の値上げによって価格差が縮まったことと、カフェインレス人気が続いていることにある」と説明する。

 「マウントハーゲン」は6月、ここ数年では初めて価格改定が実施され、税抜小売価格が15%程度引き上げた。

 現在、一番の売れ筋で好調の牽引役になっているのは「オーガニックフェアトレード カフェインレス インスタントコーヒー」(100g・税抜小売価格1750円)。

 以降、「オーガニック フェアトレード インスタントコーヒー」(100g・税抜小売価格1590円)、スティックブラックタイプの「オーガニック フェアトレード カフェインレス インスタントコーヒー スティック」(2g×25本・税抜小売価格1130円)の順に人気を博している。

 大手ECモールで販売好調のほか、高品質商品の品揃えを重視するスーパーへの導入が広がっている。

左からスティックブラックタイプの「オーガニック フェアトレード カフェインレス インスタントコーヒー スティック」新商品10本と既存品25本
左からスティックブラックタイプの「オーガニック フェアトレード カフェインレス インスタントコーヒー スティック」新商品10本と既存品25本

 今後は、トライアルの促進を図るため、9月16日に10本入りのスティックブラックを新発売する。

 「マウントハーゲン」は、ドイツのコーヒー会社Wertform社が1986年に立ち上げたブランド。
 同社はパプアニューギニアで生産されたオーガニックコーヒーを先駆的に取り扱い、1988年には世界で最初のオーガニック認証を受けたフリーズドライのインスタントコーヒーを開発した。
 現在、ドイツ国内のほか世界50カ国以上で販売されてる。

 日本では、日本アクセスの100%子会社で輸入商材を中心に扱う販売代理店・エヌアイエスフーズサービス(NIS)が輸入販売している。