日本ピーナッツ協会 消費拡大へ情報発信強化 国産品も供給拡大目指す

日本ピーナッツ協会は6月11日、都内のホテルで通常総会を開催した。

あいさつした鈴木隆一理事長(でん六社長)は諸コスト高騰に苦慮した昨年度を振り返り「(メーカー各社は)3年連続で値上げを行ったが、コストアップ分をカバーしきれていない。ただピーナッツ製品への消費者の支持は根強く、販売は堅調に推移している」と報告した。

協会では今年もピーナッツの消費拡大に向けた情報収集と発信に力を入れるほか、中国産を主体とする原料にまつわるリスクや消費者イメージ、国産品の供給拡大や品質・価格の安定化、アレルギー問題、アフラトキシン問題などの課題に引き続き取り組む。

また鈴木氏は、これまで連携を続けてきた落花生輸入商社協議会を協会に統合することで、諸課題への対応力強化を図る方針を説明。全国落花生協会の解散も決定したことで協会の役割がますます大きくなっていることを強調し、活動への協力を呼び掛けた。