「漬物グランプリ2025」審査結果

全日本漬物協同組合連合会(全漬連)は、4月17~19日、「漬物グランプリ2025」を東京ビッグサイト(東京・江東)で開催した。審査員による事前の書類・実食審査を通過した3部門27作品(個人の部6、学生の部8、法人の部12作品)が出品。法人の部は本漬・浅漬の2部門に分かれて競われた。19日の決勝大会では、「第17回 ホビークッキングフェア2025」内の特設ステージにて出品者による商品プレゼンテーション、および実食審査が行われ、審査委員と一般来場者の試食・投票の総合評価で順位を決定した。法人の部のグランプリ受賞商品には農林水産大臣賞が与えられ、漬物グランプリのロゴマ ーク使用する権利が与えられる。

審査委員長は宮尾茂雄氏(東京家政大学大学院客員教授)、審査委員は桶矢茂守氏(有限会社セレンティブ)、松岡寛樹氏(高崎健康福祉大学教授)、堺谷徹宏氏(グルマン・ゴーズ・トゥ・トウキョウ株式会社代表取締役)、武藤麻実子氏(日本食糧新聞社新製品事業部月刊食品新製品トレンド編集長)、中園雅治氏(全漬連会長・中園久太郎商店社長)が務めた。

会場では恒例の協賛各社による出展のほか、全漬連ブースでは組合会員から各地域の漬物の試食販売が行われ、多くの来場者でにぎわった。審査結果は以下の通り。

【個人の部】

早津毅「小粋なCaféの千枚漬」
早津毅「小粋なCaféの千枚漬」

グランプリ
「小粋なCaféの千枚漬」(早津毅/東京都)
準グランプリ
「大根の巻き結び漬け」(前川厚子/香川県)
審査員特別賞
「腸活キムチ」(黄海宗/大阪府)
金賞
「カレー以外にも合う♫ 信州愛詰め込んだ『福神漬』」(丸山悦子/長野県)
「淡路島の玉ねぎを使ったシャキシャキ赤ワインのピクルス」(山田幸宏/兵庫県)
「茶香づけ~彩り野菜のアールグレイ」(小牧由美/愛知県)

【学生の部】

中田朔愛・山田 美乃「岐阜の橙×橙漬け」
中田朔愛・山田 美乃「岐阜の橙×橙漬け」

グランプリ
「岐阜の橙×橙漬け」(中田朔愛・山田 美乃/岐阜県立岐阜農林高校)
準グランプリ
「意識高い系にさせちゃう⁉ ハーブ香るmooi pickles」(小池麻由・菊池瞭華/高崎健康福祉大学)
審査員特別賞
「国黒黒漬~伝統の国分だいこんを鹿児島の味で~」(地域の味を繋ぎ隊/霧島市立国分中央高校)
金賞
「福来る! 味噌だまり漬け」(茨城県立真壁高校食品化学科2年)
「カラフル野菜の塩麹包み漬け」(河本淑乃/岡山県立興陽高校)
「柚子と生姜の香りはじける! 高知産柚子を使用した白菜の漬物」(チーム村上/芝浦工業大学付属高校)
「信州みそを全国に! フルーツの麹味噌ピクルス」(長野県立大学健康発達学部食健康学科)
「祖父江の銀杏と愛知の根菜の八丁味噌漬」(森莞介/名古屋市立笈瀬中学校)

【法人の部・本漬】

新進「Long Shelf Life 福神漬け」
新進「Long Shelf Life 福神漬け」

グランプリ(農林水産大臣賞)
「Long Shelf Life 福神漬」(新進/関東ブロック)
準グランプリ(農林水産省大臣官房長賞)
「むすとも カラフル野菜と広島菜 旨塩味」(山豊/関西ブロック)
地域特産品特別賞
「さいたま梨のぴくるす」(マルツ食品/関東ブロック)
金賞
「おかか生姜」(上沖産業/九州ブロック)
「紀州紀和の梅 昔風味」(紀和農園プロダクツ/関西ブロック)
「ゆず香るきざみ守口漬」(芙蓉守口食品/中部ブロック)
「春damono さくら」(中田食品/関西ブロック)

【法人の部・浅漬】

秋本食品「発酵の旨味 乳酸発酵白菜漬」
秋本食品「発酵の旨味 乳酸発酵白菜漬」

準グランプリ
「発酵の旨味 乳酸発酵白菜漬」(秋本食品/関西ブロック)
一般審査委員特別賞
「相馬産あおさ海苔のごま油香る濃厚キムチ」(菅野漬物食品/東北ブロック)
金賞
「ほぐし帆立キムチ」(くるまや/関東ブロック)
「旦千花農園 江戸菜の香味仕立て」(丸越/中部ブロック)
「瀬戸内レモン大根」(天政松下/関西ブロック)
「漬物屋が本気で作ったナムル」(東海漬物/中部ブロック)

株式会社アピ 植物性素材