森永乳業は大阪・関西万博で「ビフィズス菌でスーパーヒューマン」をテーマに、健康寿命延伸や肥満改善、認知機能低下防止など、“ビフィズス菌のすごい力”を体験できるブースを展開する。4月3日に都内で行われた体験会で湯谷太万博推進局長は「『ビフィズス菌、ビフィズス菌』と叫ぶ人がいたり、変わったスティックお腹に当てている人がいたり、異色のブースになると思う。ゲームを通じて素晴らしい未来を感じてほしい」と意気込みを語った。
今回、「ビフィズス菌の力や腸内環境の大切さを、将来を担う子どもたちにも伝え長寿な未来に貢献したい」(同)との思いから5つのゲームを展開する。
目玉の「VR腸内クエスト」は、暴飲暴食やストレスで悪玉菌帝王に支配された自分の腸内に入って戦う内容。一般的なゲームのようなコントローラーはなく、ヘッドセットとベルトを装着したうえで、手の動きや声、脳波で攻撃する。
開発を手掛けたワントゥーテンの津村大樹氏は、「ビフィズス菌の効果効能について分かりやすく楽しく伝える工夫をした」と説明。リアルな腸内よりもバランスが崩れた世紀末のように荒廃した世界観で、腹部に装着したベルトの振動を感じながら、自分の腸内で戦っている没入感が味わえる。ビフィズス菌の登場シーンも見どころだ。

脳波を解析しゲームに反映する技術を提供したVIEの今村泰彦氏は「ゲーム内に流れる音楽を楽しんだり、攻撃に集中するほど、脳内のα波やγ波が増えて有利に展開していく。脳腸相関は脳科学でも注目されるが、脳が整うと腸が整う世界をいち早く体験してもらえるのでは」と述べた。
このほか、腸の音で「抗がん剤&ビフィズス菌弾」を発射する「腸音波」、“もちもち美肌”に加工された来場者自身の顔でボールを跳ね返す「スーパー美肌ブロック崩し」などを展開する。
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