甘強酒造「蔵元感謝祭」で角打ち 清酒新ブランド「umu.」登場

みりん・清酒の製造販売を手掛ける甘強酒造(愛知県海部郡蟹江町、山田洋資社長)は3月29日、「蔵元感謝祭」を開催した。

清酒・みりんの試飲販売や甘酒、特製みりんアイスなどの無料提供を実施。新商品の「甘さすっきり ゆずのお酒」(180㎖)や、若手主導で製造した清酒新ブランド「umu.」も登場。「umu.」は角打ちコーナーも設置し、来場者の注目を集めた。

今年2月発売の「甘さすっきり ゆずのお酒」は、国産柚子の果汁を豊富に使用。自社製造の本みりんで甘みを、同じく自社製造の米焼酎で香りを付けた。手に取りやすいサイズとアルコール度数5%の飲みやすい商品設計で、女性を中心にファン開拓を狙う。

女性ファン開拓狙う「umu.」
女性ファン開拓狙う「umu.」

一方、「umu.」は、同社製造部の若手メンバーが企画・立案。「一人ひとり個性が違うように、一つひとつの風景が生まれるお酒づくりをしたい」との想いを込めて命名したという。

第1弾商品「純米酒 うすにごり無濾過生原酒umu.+white」(500㎖、税込1265円)は精米歩合70%、アルコール度数10%。白麹を加えることで、口いっぱいに広がる米の甘みと、白麹の爽やかな酸味がバランス良く味わえる。

3月中旬のオンライン先行取り扱いを経て、この4月から本格販売。メーンターゲットは女性やライトユーザー層で、将来的には主力銘柄「四天王」に続くブランドに育成していきたい考えだ。

この他、会場には地元の老舗佃煮店・鈴木食品や県立佐屋高校、大阪の「極み牛丼」のキッチンカーなどが出展。佐屋高校ブースでは、生徒たちが育てた野菜を販売したほか、同校で収穫したトマトを使った甘酒の試作品も並んだ。

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