加藤産業はこのほど、神戸国際展示場で「グループ総合食品展示会」を開催。129回目となる今回は全国の得意先約4700人が事前登録し、メーカー436社が出展した。内訳は常温181社、低温107社、酒類114社、菓子34社で昨年より6社増えた。
今回は「売り方“味変”しませんか?」を掲げ、新たな切り口の売場提案を展開。コロナ禍以降、来店頻度と滞在時間を抑えた計画的な購買スタイルが定着し、昨今の物価高でその傾向はさらに強まっている。こうした消費動向に対し、日用雑貨とのクロス販売、コストダウンにつながるデジタル販促などを紹介した。
今回初めてグループ合同の提案コーナーを設け「行楽」という共通のテーマに沿ったエンド売場を展開。中村考直専務は「関西はフルラインでの提案ができるエリア。グループ一丸の取り組みを強調しようと企画した」と話す。SNS映えするキャンプ飯、持ち運びやすい缶のチューハイや清酒などを集めた。ケイ低温フーズは、自然解凍の冷凍食品と紙容器の弁当箱を用意。担当者は「家で詰めるだけで簡単にピクニックの弁当ができる」と話していた。
メーカーとの協働コーナーでは、各社が節約志向を意識した提案を行った。江崎グリコはカレールウを使ったカレーうどんを提供。「レトルトよりも経済的」とアピールした。ハウス食品はハヤシのルウで作ったパスタを用意。「カレーよりも調理時間の短いハヤシが好調。コメ高騰の中、こうしたメニュー提案でさらに広げたい」と意気込む。
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中村専務は会見で、最近の消費動向などについて次の通り語った。
物価高で購入金額は増加しているが、個数は減少という状況が続いている。コメが高騰し売上額が稼げていたものの、その動きが鈍っている。野菜が上がり調味料も伸び悩み、飲料も値上げで値頃感が薄れ、炭酸飲料などはPBとの競争も激しい。
一方でコメが上がり節約志向が強まったためパンやパスタが伸び、ふりかけやジャムなどの関連商材も悪くない。
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