愛媛県知事を表敬訪問 「媛小春サワー」をPR 三菱食品

愛媛県産の希少な柑橘類「媛小春(ひめこはる)」のPRに向けて、三菱食品はオリジナルのアルコール飲料「媛小春サワー」を開発。中四国エリアのフジ450店舗で販売を開始した。先月末には、三菱食品の黒瀬晃一・中四国支社長、フジの山﨑智博・愛媛3エリア運営部長らが、愛媛県の中村時広知事を訪問。「媛小春」果汁を使用した酒類の取り組みを報告した。

「媛小春」は、「紅まどんな」「甘平」とともに、愛媛新柑橘3兄弟として生産・消費拡大に取り組んでいる。爽やかな甘さが特長である「媛小春」は、味を知っている消費者や業務筋の評価は高いが、鮮やかな黄色実の果皮から酸味を連想されることや、栽培上の難しさもあって認知度アップが課題となっていた。

県では令和5年度に「南予の媛小春魅力アップ推進協議会」を設立。生産者や関連団体が連携して、媛小春の生産・消費拡大に取り組んでいる。

三菱食品は昨年、愛媛県と包括連携協定を提携。県産食材の販路拡大や普及啓発に取り組んでおり、媛小春果汁を使用した「媛小春サワー」を開発。中四国エリアのフジ450店舗で2月から販売を開始した。売れ行きは好調で、「地域原料を活用したオリジナル商品として愛媛県内を中心に販売を強化する」(フジ)。

三菱食品の黒瀬支社長は、「今後も地域を盛り上げる取り組みを推進していく」と意気込みを語った。

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