14.3 C
Tokyo
15.4 C
Osaka
2025 / 12 / 07 日曜日
ログイン
English
逆光線(コラム)環境変化で増えるメニューは

環境変化で増えるメニューは

様々な商品・サービス分野で続く値上げの動きは外食・中食・内食の需要に影響を及ぼす。その中で引き続き外食・中食需要が好調な動きを示す一方で、生活防衛意識が高まり今後は内食需要も堅調な動きを示すとの見方がある。その環境変化への対応も課題の一つだ。

▼その内食分野。様々なニーズが顕在化する。健康ニーズや簡便ニーズが安定し、節約ニーズが高まる一方、こだわりニーズも存在する。さらに高まる公算が大きいのは経済性を重視する節約ニーズだ。

▼節約ニーズが高まり、家庭内調理も増える可能性がある。ただ、懸念されるのが食材価格、特に野菜価格の動向だ。農林水産省の食品価格動向調査(野菜)によると、1月27日の週の調査対象8品目の価格は平年比で118%~274%だった。

▼野菜高は内食メニューに影響を及ぼす。野菜をたくさん使うメニューは作りにくい。逆に需要が増えているのは安価な材料で簡単に作れるメニューだ。環境変化に伴い、どんなメニューの需要が増えるか。これを見極めるのも環境変化への対応の一つだ。

関連記事

インタビュー特集

日清オイリオ久野社長 価格改定の早期完遂目指す 家庭用、中長期視点で強化

日清オイリオグループの久野貴久社長は、喫緊の課題として価格改定の早期完遂と、ホームユース(家庭用油)の販売強化に取り組む方針を示した。

J-オイルミルズ春山社長 次元の異なるコスト環境 油脂、価格引き上げ急ぐ

J-オイルミルズの春山裕一郎社長執行役員CEOは、油脂のコスト環境が悪化する中で、「価格改定の浸透を急ぐ」方針をあらためて強調した。

新潟・葵酒造、2年目は自社栽培米で仕込む 「Domaine Aoi」始動 「日本酒になじみがない方にも」青木代表

「飲むことで幸せを感じられるような日本酒を提供していきたい」と話すのは葵酒造(新潟県長岡市)の青木里沙代表取締役。昨年冬、JR長岡駅からほど近い場所に位置する創業160年超の旧高橋酒造から事業を引き継ぎいだ。

カゴメ次期社長 奥谷晴信氏 国内、新たな成長軸を模索 国際、M&Aも視野に成長を

カゴメの次期社長(2026年1月1日付)に内定した奥谷晴信現取締役常務執行役員(一部既報)。アジア事業カンパニーやグローバルコンシューマー事業部、国際事業本部などキャリアの多くを国際事業に携わってきたが、21年以降は国内事業でも手腕を発揮。

ウーケ 花畑佳史社長 パックごはん、第4工場が来春本格稼働 国内外に新規拡大増やす

利便性と品質向上により、年々市場を拡大するパックごはん。最近はコメ価格高騰の影響や防災食への利用増加が相まって、需要はさらに伸びている。