腸内環境改善素材の普及促進へアドバイザリー契約締結 ウェルネオシュガー×メタジェン

精糖大手のウェルネオシュガーは10月1日、機能性素材の研究開発に向けてメタジェン(山形県鶴岡市・福田真嗣社長)とアドバイザリー契約を結んだ。メタジェンの助言に基づき、腸内フローラ改善素材や口腔ケア素材の研究開発、普及促進を目指す。

ウェルネオシュガーは、中期経営計画「WELLNEO Vision2027」でFood&Wellness事業の強化を重点戦略として掲げ、ガラクトオリゴ糖など腸内フローラ改善素材のほか、独自の口腔ケア素材・サイクロデキストラン(CI)の展開を強化する方針を示している。

メタジェンは腸内環境を適切にデザインすることで「病気ゼロの実現」を目指す研究開発ベンチャー企業。

腸内に生息する細菌は約1000種類以上、100兆個に達するが、腸内フローラ(細菌叢)の組成は生活・食事習慣によって個人差が大きい。病気の発症や健康維持に密接に関連しているとされるが、そのメカニズムは複雑で消費者へのコミュニケーション、理解促進が課題となってきた。

ウェルネオシュガーは「今回のアドバイザリー契約締結により、メタジェン独自の腸内環境評価手法『メタボロゲノミクス』や同社のデータベース、腸内環境研究の最先端の知見に基づいた助言により、高品質な機能性素材において新たな価値創出に取り組む」(ネオ機能性素材部)としている。