豆腐のトップメーカーである相模屋食料は7月1日、湯葉の新しい食べ方を提案する湯葉惣菜シリーズ「湯葉フィーユ 枝豆」「同 黒胡麻」を発売した。少し贅沢な味わいを手軽においしく食せる“湯葉惣菜”として市場投入し、湯葉の世界を広げていく。
湯葉は消費者から「おいしそう」「食べてみたい」というイメージや期待値が高く、関心も高い。一方で、「食べ方が分からない」ことから、関心の度合いと購入実態にギャップがあると見られ、消費者ニーズに応え切れていないカテゴリーとなっていた。
そこで、素材型食品である湯葉を惣菜型の商品に仕上げ、期待や関心に応える湯葉惣菜として新たに発売した。「湯葉フィーユ 枝豆」「同 黒胡麻」の湯葉は、北海道産大豆を使用した甘みとコクのある豆乳で製造。出来たての湯葉シートを手作りでていねいにミルフィーユ状に重ね、湯葉の間に枝豆や黒胡麻を挟み込んだ。シンプルに塩をかけるだけで、旨みや風味を存分に楽しめる。税抜298円。
同商品は今年3月に相模屋食料グループ入りした三和豆水庵が製造。相模屋食料は豆腐作りの高い技術を持ちながらも経営状況が厳しくなった豆腐メーカーの再建を行ってきた。三和豆水庵の湯葉作りの高い技術を生かした付加価値商品で早期の再建を目指す。