薩摩酒造など4者が包括連携協定 地域価値の向上目指す

薩摩酒造(本社・鹿児島県枕崎市、本坊愛一郎社長)は6月9日、ソラシドエア(宮崎市)、一般社団法人地域商社推進機構、枕崎市との間で地域価値向上に関する包括連携協定を締結した。

SDGsで標榜する持続可能な社会の実現に向けて、当包括連携協定では4者間で枕崎市の耕作放棄地を開墾、耕し、さつまいもを育て焼酎づくりを行うことを主目的としている。また、これらの過程を発信、イベント化して関係人口の創出を図るべく、地域特産品としての焼酎の需要喚起やワークショップなどを活用した焼酎文化を広げる取り組みにも力を入れる意向だ。

「耕作放棄地を活用しさつまいもの植え付けから収穫、オリジナルの焼酎造りや販売までをストーリーにする。参画いただく方々を集うことでイベント企画を通じた地域価値の向上や課題解決につなげていきたい」(薩摩酒造)としている。