6.5 C
Tokyo
5.3 C
Osaka
2026 / 02 / 11 水曜日
ログイン
English
農水畜産業水産三陸わかめ3割減産 鳴門も不作で価格高騰 日本わかめ協会が総会

三陸わかめ3割減産 鳴門も不作で価格高騰 日本わかめ協会が総会

日本わかめ協会(東京都新宿区、水野久三彦会長)は6月5日、東京・四谷の理研ビタミン本社で通常総会と意見交換会を開き、不作による価格高騰に至った主産地の状況を共有した。

2024年度の三陸わかめは水揚量が前年比70%(1万4千357t)にとどまり、生原藻換算の平均単価は48%も上昇した。

高水温の影響で種の発芽が遅れたことに加えて、1月下旬の南岸低気圧により宮城県では内湾系のわかめが流失。2月末の時化では外洋系のわかめが流失・損傷し、2月27日初回入札の上場数量は前年比55%減。その後も数量は伸びないまま、入札価格は過去最高値を更新し続けた。

3月には刺胞動物ヒドロゾアが広範囲で発生し、付着部分を生産段階で除去したため出品量のさらなる減少につながった。

岩手県でも3月末報告で上場数量が過去最低、入札価格が最高値となるなど、三陸わかめは厳しい状況に陥った。

徳島県の鳴門でも、水温が例年よりも高くアイゴやクロダイによる食害が発生。収穫できたわかめの品質は良いものの、全体で約25%の減産、全国的な不作の影響もあり入札価格は20%以上に上昇したという。

今後については、地球温暖化による高水温の影響が不作の大きな要因であるため、不安定な供給が続くのではないかとの見通しが示された。

水野会長は今期を振り返り「想定外なシーズンだった。国内の不作のみならず、中国・韓国からの輸入品現地価格の高値基調、150円を超す為替の影響もあり、厳しい仕入れとなった。これから新わかめの製品化と販売を進めるにあたり細心の注意が必要になる」と語った。

なお通常総会では一部役員の改選を含めてすべての議題が全会一致で可決。4月末時点の会員数は81社だった。

関連記事

インタビュー特集

学生が育てるアーモンドの木 明日の社会へ価値循環 デルタインターナショナル×キャンポスブラザーズ

アーモンドの世界的産地である米カリフォルニア州でも、トップクラスの供給量を誇るキャンポスブラザーズ社。日本の販売総代理店を務めるデルタインターナショナルでは、学生の手でアーモンドの木を育てて商品化することを目指す玉川大学の...

原点は休憩中に見上げたキウイ 全国で食材発掘、生産者と企業つなぐ サッポロビールの地域創生事業

 明治9年(1876年)、北海道で新たな産業を興すべく設立された「開拓使麦酒醸造所」をルーツとするサッポロビール。創業150周年を迎える今も、その“開拓”の精神は息づく。ビール会社としての枠にとらわれない発想力を武器に、事業領域拡張の最前線で奮闘する人物に迫った。一次産業を担う各地の生産者と企業のバイヤーをつなぎ、農林水産物の需要創出をサポートするサッポロビールの地域創生事業。その原点は、外食企業のコンサルティングを手がける部署で九州の拠点に配属されていた、一人の担当者のひらめきだった。

カキ養殖の展望を聞く〈前編〉 “殻付き”市場拡大 環境変化と効率化に対応 シーパジャパン・吉本剛宏社長

瀬戸内海で養殖カキが甚大な被害を受け、生鮮市場だけでなく加工メーカーや流通にも影響が及んでいる。こうした中、従来の養殖方法とは異なるシングルシード養殖法が注目されている。

繋げる、繋げる、繋げる たこ焼きコミュニケーション足掛かりに TKO・木本武宏さんが次のフェーズへ

STUDIO TAMUROはお笑いコンビ「TKO」木本武宏さんの活動拠点。木下さんの実妹・大岡真裕美さんが代表を務める「オフィスTAMURO」が運営し、トークライブや、YouTube番組作成スタジオとして利用してきた。昨年5月からは新たな活動として、毎月3日だけ営業する「たこ焼き店」がスタートした。

SST=“サミットの仕事が楽しい”へ 新たな競争軸を作る 服部哲也社長

――中期経営計画の進捗はいかがですか。― 服部 「良い×強い=最強」という言葉を掲げた中期経営計画「頂(イタダキ)2025」は、最終年度を1年延長して26年度までとした。