16.6 C
Tokyo
17.5 C
Osaka
2025 / 11 / 03 月曜日
English
加工食品漬物梅干需要の増加へ販売邁進 梅議連、総会で決議文採択
〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点

梅干需要の増加へ販売邁進 梅議連、総会で決議文採択

梅振興議員連盟は6月14日、参議院議員会館で第27回総会を開催し、今年度の決議文を採択した。梅産業の振興を目的に国会議員で作られた議連で、消費拡大や輸出促進に取り組んでいる。

産地における梅振興の取り組みについて、和歌山、埼玉、群馬、東京、神奈川、福井の担当者が説明した。この中で、小谷芳正みなべ町長は「今年は豊作気味で進んできたが小粒気味で、粒数は多いが量はそうでもなかったか」と述べた。

全日本漬物協同組合連合会から和歌山県漬物組合連合会の中田吉昭理事長が梅干の販売動向を説明した。中田理事長は「新型コロナの3年間、毎年5%前後の減少が続き、梅干メーカーは厳しい経営環境が続く。この夏の需要期から来年に向けて梅干需要が増加するように、積極的に販売に邁進する」と報告した。

また、東京家政大学大学院の宮尾茂雄客員教授が「梅干等漬物と塩分摂取について」と題して講演を行った。宮尾氏は「カリウムにはナトリウムを排出する作用があり、カリウムの摂取で高血圧を防げる。特にカリウムが多いのは野菜で、塩分とカリウムとのバランスの上で食べるのが大事」と説明した。最後に二階俊博幹事長らによる梅酒づくりのデモンストレーションが行われた。

冒頭あいさつに立った二階幹事長は「近年、梅の価格は堅調だ。また、梅酒などの輸出は農業にとって大変重要な位置付けだ。このような梅についてわれわれ議連もどんどん世の中に広めていく」と抱負を語った。

関連記事

インタビュー特集

カゴメ次期社長 奥谷晴信氏 国内、新たな成長軸を模索 国際、M&Aも視野に成長を

カゴメの次期社長(2026年1月1日付)に内定した奥谷晴信現取締役常務執行役員(一部既報)。アジア事業カンパニーやグローバルコンシューマー事業部、国際事業本部などキャリアの多くを国際事業に携わってきたが、21年以降は国内事業でも手腕を発揮。

ウーケ 花畑佳史社長 パックごはん、第4工場が来春本格稼働 国内外に新規拡大増やす

利便性と品質向上により、年々市場を拡大するパックごはん。最近はコメ価格高騰の影響や防災食への利用増加が相まって、需要はさらに伸びている。

明星食品 新提案「麺の明星 主食麺宣言!」 4つの軸の袋麺アレンジで食事性アップ

明星食品は、こだわりの麺技術で開発した商品ラインアップを全面に押し出し、新たに「麺の明星 主食麺宣言!」と銘打ったプロモーションを大々的に展開している。

イチビキ 中村拓也社長 豆みそ・たまりNo.1の矜持を 人口減睨み業務用・海外強化

安永元年(1772年)創業の醸造・食品メーカー、イチビキ。今年6月20日付で同社社長に就いた中村拓也氏は、98年入社。

「大豆ミート」対談 マルコメ・日本製鋼所 次世代型食品へ課題と提言

健康志向が高まり、プラントベースフード(PBF)にも関心が集まる中、2023年9月に大豆ミートメーカー5社が発起人となり、「日本大豆ミート協会」が設立された。

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点