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飲料系飲料糖を使わない効率的な水分補給を実現した「アクエリアス」の水革命 理論構築・研究に3年+アミノ酸とおいしさの両立に2年

糖を使わない効率的な水分補給を実現した「アクエリアス」の水革命 理論構築・研究に3年+アミノ酸とおいしさの両立に2年

 コカ・コーラシステムは「アクエリアス」ブランドから“水革命”を謳う新・水分補給飲料「アクエリアス NEWATER(ニューウォーター)」(500mlPET)を開発し17日新発売した。

 同商品は、糖の代わりにアミノ酸を用いる技術を独自開発し、水よりも早く体内にしみわたる優れた水分補給の機能を持ちながら、糖質ゼロ・カロリーゼロで甘さひかえめの無糖クリアレモンフレーバーという従来の製品にはない新しい味わいに仕立てられている。

 「アクエリアス」の既存品には、果糖入りでカロリーゼロの「アクエリアス ゼロ」があるが、「弊社で実施した調査によると、甘く感じられると、カロリーゼロであっても罪悪感を覚える人が一定数いる」と語るのは日本コカ・コーラの本川耕資さん。

 「アクエリアス ゼロ」が、ゼロカロリーで若干の甘い味わいを求める層に支持される一方で、本川さんはスポーツドリンク市場で、ゼロカロリーと甘さひかえめを両立させた手つかずの領域にも勝算を見込み、コカ・コーラ東京研究開発センターに開発を依頼した。

 依頼されたコカ・コーラ東京研究開発センターの中村真由美さんは「個人的には甘いものでもいいと思っていたが、やはりマーケット調査したところでは甘くないというところにもニーズがあることが分かり、そこにチャレンジすべく開発をスタートした」と振り返る。

 「ニューウォーター」は、水分やミネラルを効率的に体内へ浸透させるために必要としてきた糖の代わりにアミノ酸を用いる技術を独自開発した点がポイントとなる。

 一般的に、スポーツドリンクは水分とミネラルとともに糖分を含み、糖分には小腸でのミネラルと水分の吸収を助ける働きがあるとされる。
 アミノ酸に糖代替の役割が果たせるかの裏付けを取るまでが一苦労だったいう。
 「2019年から理論構築をスタートし、研究結果が出るまでに3年を要した。日本の学界で既に研究成果の発表も行っている」という。

 次に難航したのが味づくり。

 「甘くない飲料でアミノ酸が多くなってしまうと、飲み物としておいしく感じてもらえなくなる。アミノ酸を含有し、かつ甘さをひかえめの状態でおいしく、水や無糖茶のように無意識に飲めるようにするのが非常に難しく、170近く試作を繰り返した」と語る。

 「ニューウォーター」は、100ml当たり0.1gの食塩相当量の設計で熱中症対策飲料の仕様にもなっているが、この点でもおいしさとの両立に苦労したという。

 「ニューウォーター」の投入によって「アクエリアス」ブランドの勢いを加速させる。

 日本コカ・コーラの川瀬保菜未さんは「全体として、日常の水分補給として飲用していただくことが大方針となる。日常の水分補給のシーンで各消費者のニーズを捉えながら製品展開していく」と述べる。

 「ニューウォーター」では、コミュニケーション施策として、広瀬アリスさんが出演する新TVCMを放映するほか、トライアル獲得のためのキャンペーンを展開していく。
「水やお茶の購買層に向けてデジタル広告を投下していくことに加えて、数か所でサンプリングも実施していく。コーワーキングスペースやサウナ施設でも配布し、日常の水分補給のシーンでの浸透を図っていきたい」と説明する。

左から日本コカ・コーラの本川耕資マーケティング本部スポーツ事業部ブランドマネージャー、川瀬保菜未マーケティング本部スポーツ事業部シニアブランドマネジャー、コカ・コーラ東京研究開発センターの中村真由美製品開発プロジェクトマネジャー
左から日本コカ・コーラの本川耕資マーケティング本部スポーツ事業部ブランドマネージャー、川瀬保菜未マーケティング本部スポーツ事業部シニアブランドマネジャー、コカ・コーラ東京研究開発センターの中村真由美製品開発プロジェクトマネジャー

 「アクエリアス」本体は5月に新キャンペーンを予定している。

 日本コカ・コーラ調べによると、スポーツドリンクの飲用シーンの割合はスポーツ・運動時が5%で、移動中・家での家事の合間・仕事中といった運動時以外の日常の水分補給シーンが95%となる。

 その背景については「コロナ禍で生活スタイルが変わった影響もあって日常での飲用が増えてきている」(川瀬さん)との見方を示す。

 夏場に特化した活動にも取り組む。

 熱中症対策を効果的に伝える施策としては、気象・気温予測と連動した、TVCMやOOH(屋外広告)、デジタル広告を引き続き展開する。
 「数年かけてやってきた知見があり、今年も進化させてぜひやっていきたい」と意欲をのぞかせる。

 アイテム別では、人出の回復に伴い、昨年に引き続き自販機限定販売の600mlとコンビニ限定販売の950mlの販売も上向いている。
 「スポドリが他のカテゴリーと大きく異なるのは一回当たりの飲用量が多く、外での即時消費が多いという点である。600mlや950mlはZ世代が1人で飲み切るちょうどいいサイズかもしれない。950mlはサウナのお供にも好適かもしれない」とみている。

 パウチタイプの「アクエリアスハンディパック」も強化していく。
 「ピクニックなどお出かけの際に、凍らせてお弁当の保冷剤代わりに使われるなどユーザーが使い方を見出されてご好評をいただいており、今年も春夏に大きくやっていく」と語る。

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