モスフードサービスは全国のモスバーガーで7月13日から9月中旬まで、新商品「白いモスバーガー」(税込470円)を発売開始し、これに伴い同商品に「枝豆コーンフライ」とドリンクを組み合わせた「夏トクセット」を期間限定で発売していく。
「夏トクセット」は「ダブル白いモスバーガー」(税込610円)も対象商品とし“最大260円お得”を謳う。
この値引き率は通常のセットの約2倍。12日発表した濱崎真一郎商品開発部長は「恐らく過去最高の値引き率」と語る。
原材料・物流費・光熱費などあらゆるコストが上昇する中、なぜ大幅な値引きが可能なのか。
その仕組みについて、安藤芳徳上席執行役員マーケティング本部長は、原材料調達のボリュームディスカウントに加えて「セットの割合が全体の半分近くなると同じ食材がどんどん出ていきオペレーションがしやすくなる。モスバーガーはアフターオーダーシステムのため少しでも早くオペレーションを回すことが売上げと利益につながる」と説明する。
モスバーガーのセット比率は現在40%を下回り、今回の「夏トクセット」でこれを48%まで引き上げる。
今後については顧客の反応をみながら検討していく。
「セットの充実にも取り組んでいく。セットはお客様に安くご提供できるという点ではいいのだが、さまざまなバリエーションについてお客様のお声に耳を傾けた上で、どこまでセット比率を引き上げるかは今後考えていきたい」と語る。