ごま油だけじゃない 新たな魅力伝えるカフェ かどや製油

かどや製油は17日、「ごま」を通じて健康と笑顔を届ける初のカフェ「goma to(ゴマト)」を自由が丘にオープンした。「ニュースタンダード」をコンセプトに、ごまを使ったさまざまなメニューが楽しめるカフェ。店名には「ごまの新しい使い方や魅力を知ってもらい、ごまとともにある食卓を創っていきたい」という想いを込めた。

オープンに先立ち行われた発表会で、中山裕章国内事業本部長は「160年間愚直にごまだけをやってきたが、ごま油の会社として片付けられてしまっている印象。店舗を通じて、かどやの環境や生産者に配慮した取り組みやごまの可能性について広く知ってもらい、ごまのファンひいてはかどやのファンになってほしい」と述べた。

中山本部長(かどや製油) - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)
中山本部長(かどや製油)

看板メニューの「goma to プレート」は、季節毎に変わる9種類のデリを味わうことができるプレートメニュー。いり・すり・ねりごまや、焙煎度合いが異なるごま油などを用いた多種多様なごま料理が楽しめるほか、ごま油を使用して作られたそうめんを使ったメニューや、ごまの搾りかすを食べて育った豚のサスティナブルなサンドイッチ、黒ごまを使ったモンブランなど、これまでに体験したことのない新たなごまの魅力と出会うことができるメニューを多数提供する。店舗限定でプロフェッショナル向けのごま油の販売や、オリジナルのごま油が作れる量り売りも行う。

国内事業本部マーケティング推進部の水嶋寛氏は「自由が丘にごま料理を提供する素晴らしい店があるが、かどやが運営しているんだというように、会社を知ってもらうきっかけになればいい。店舗を通じて純正ごま油だけでないかどやの魅力を発信したい」とし、認知度に危機感を感じているという若年層の取り込みにもつなげたい考えだ。

5月8日は「#ぬか漬けの日」アイデアレシピ大募集
優秀作にはプレゼントも