4月1日から「プラスチック資源循環促進法」が施行される。従来の3R(リデュース、リユース、リサイクル)に加え、リニューアブル(再生が容易なものへの置き換え等)を加えた4Rを推進する狙い。
▼同法は、使い捨てプラスチックの使用減、製造・販売者などによる自主回収・再資源化促進などを定めたが、小売や外食、宅配への影響大と思われるのが、プラスチック製フォーク、スプーンなど特定プラスチック使用製品12品の使用合理化(有償化や辞退者へのポイント還元等)。
▼同法の施行に合わせ、イトーヨーカ堂は4月1日から、スプーン、フォークなどのプラスチック製品について、植物性由来(バイオマス)の素材を25%配合した「環境配慮型カトラリー」に変更するとともに、割り箸の包材を現在のプラスチック製から紙製に変更すると発表した。
▼レジ袋有料化によりマイバッグ持参客が増えるなど消費者の意識や行動様式は変化し、レジ袋辞退は当たり前になりつつある。食品ロス削減もそうだが、それぞれの立場で、まずは、できることからが大切だ。