ポッカサッポロフード&ビバレッジの「キレートレモン」クエン酸シリーズが好調に推移し機能性表示食品の中の疲労感軽減カテゴリで存在感を高めている。
今年、微炭酸飲料の「キレートレモンクエン酸2700」(155ml瓶)とゼリー飲料の「クエン酸2700ゼリー」のラインアップに非炭酸タイプ「キレートレモン クエン酸」(525mlPET・900mlPET)を新たに加えた。
クエン酸シリーズの好調要因について、7月7日、取材に応じた室晃司マーケティング本部ブランドマネジメント部担当部長は「背景には2つのポイントがあると推測する。1つは世の中の疲労の質が変化していること。昔の身体的疲労から今はマルチタスクやデジタル疲労へと変化し、休まらない状態が続いている。もう1つは疲労からの回復力の低下。睡眠の質の低下や休んでも回復し切れないことが現代人の悩みだと考えている」と説明する。
今年新発売した非炭酸タイプ「キレートレモン クエン酸」も寄与。これまで瓶タイプでは取り切れなかったシーンを獲得しているという。

「ペットボトルは非常に競争が厳しいが、非炭酸ということで日常的な疲労軽減ニーズを取り込めている。昨今のトレンドとなっているウォーキングや軽いランニングといったプチアクティブシーンにも対応でき、新たなタッチポイントが増えている」との手応えを得る。
「キレートレモン」の2024年出荷数量は前年比10%増の過去最高を記録し、今上期(1-6月)累計も4%増となり好調を維持。瓶タイプ3品の2ケタ増やクエン酸シリーズの好調が貢献した。
光宗晃子マーケティング本部ブランドマネジメント部部長は「レモンの価値や機能に非常に共感をいただき、お客様を取り込めることに成功している」と語る。
