牛丼チェーン店の松屋は、スリランカ大使館とコラボした新メニュー「デビルチキン」を、3月より一部店舗でテスト販売してきたが、売れ行きが好調なことから8日より全店舗での本格販売を踏み切った。
スリランカでは味付けに辛子やチリソースなど辛い調味料を使うたため、料理名に「デビル(悪魔)チキン」というインパクトあるネーミングが付けられたが、驚くほどの辛さではない。鶏肉や玉ねぎ、ピーマン、トマトなどを炒めてチリパウダーなどを加えれば、辛さの中にトマトの旨味や玉ねぎの甘みが加わり、病みつきなるスパイシーな味わいにかわる。

スリランカでは「デビルチキン」は家庭料理として一般的に親しまれており、子ども向けのおやつや、ビールのおつまみとしても親しまれ、チキン以外に豚肉や魚を使ってもおいしい。
スリランカにとって、大手チェーンレストランとタッグを組むのは初めての試みであり、新メニューを通してスリランカの文化やカルチャーへの理解が進むことも期待している。
8日には駐日スリランカ大使館よりピヴィトゥル・ジャナック・クマーラシンハ次期大使とセサット・ターンブガラ首席公使が来店。クマーラシンハ次期大使自ら1日店長となり、店内のポスター貼りや店内清掃、配膳の手伝いなどを行い、店関係者から拍手が起こった。

