ヨークベニマル「ベインと良い関係築く」大髙社長 店舗・工場の視察始まる

セブン&アイ・ホールディングス傘下でスーパーや外食事業を統括するヨークホールディングスは、9月に新たな親会社となる米投資ファンド、ベインキャピタルとのコミュニケーションを強化している。

このほど日本スーパーマーケット協会が通常総会にあわせて行ったパネルディスカッションにヨークベニマルの大髙耕一路社長が参加。その中で近況に触れ、「ヨークHDでは主要事業会社の経営幹部がベインキャピタルの担当者と個別に面談している。当社では店舗に来ていただいたり、デリカの工場を視察していただいたりした」とコメント。「きれいごとに聞こえるかもしれないが」と前置きしつつ、「9月以降、IPO(新規株式公開)に向けてともに成長し合える仲間として、本当に良い関係を築けてきている。ぜひ新生ヨークホールディングスも変わらず見守っていただければ」と語った。

プライベートブランド(PB)「セブンプレミアム」に関しても言及。「今後、ヨークHDは自立の道を歩んでいくことになるが、開発体制は従来通り、もしくはこれまで以上にセブン-イレブンと一緒になって取り組んでいきたい」とした。