伊藤園「お~いお茶」新商品が好スタート お茶の常識捨てた「お~いお茶 PURE GREEN」「同 LEMON GREEN」で若年層獲得

 伊藤園が「お~いお茶」ブランドから、“お茶の常識、すてましょう。”を合言葉に開発して3月17日に発売した「お~いお茶 PURE GREEN」と「お~いお茶 LEMON GREEN」の新商品2品が狙い通り若年層を獲得して好スタートを切った。

 2品の販売状況について、4月9日、取材に応じた安田哲也マーケティング本部緑茶ブランドグループブランドマネジャーは「発売から約3週間だが、『お~いお茶 PURE GREEN』は、すっきりとした味わいと香りで多くのお客様に飲んでいただいている。特に『同 LEMON GREEN』は、レモンの爽やかな香りとお茶のまろやかなあまみが高評価をいただいている。『お~いお茶』のメインユーザーが40代以上になっているのに対し、2品は20・30代の構成比が高く、我々が想定していた多くのお客様に飲んでいただけている」と説明する。

 配荷も想定通り。早くもリピートの動きもみられるという。

 2品は、若年層の獲得を目的に掲げ、海外のトレンドから着想を得て開発された。

 「長年、『緑茶に果実を入れて飲んだり、フレーバーを着香して飲用したりしない』という、暗黙の“お茶の常識”があった。お茶の伝統を引き継ぎつつグローバルで日本の茶文化を伝播させて新しい価値を提供したいと考え、緑茶にフレーバーを付けるという点で常識を捨てた」と語る。

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