伊藤園とチチヤスは、全国農業協同組合連合会(JA全農)と共同開発した商品を4月7日から数量限定発売している。
JA全農が推進する「ニッポンエールプロジェクト協議会」の取り組みの一環で、瀬戸内広島レモンを使用した商品を発売することで瀬戸内広島レモンの産地を応援する。
伊藤園とJA全農の共同開発商品は「ニッポンエール 瀬戸内広島レモン」。やさしい酸味で甘くまろやかな味わいが特長の瀬戸内広島レモンの果汁とはちみつを使用した清涼飲料水(果汁1%)に仕立てられている。

同商品について、3月28日に発表した伊藤園のマーケティング本部野菜・果汁・乳酸菌・機能性・フードブランドグループの堀悠子氏は「ジューシーで、まろやかな酸味の広島レモンを感じられる商品になっている」と胸を張る。
国産レモンの需要が年々高まる中、JA全農の協力で必要な供給量の瀬戸内広島レモンを確保した。
一方、チチヤスとJA全農の共同開発商品「ニッポンエール 瀬戸内広島レモンヨーグルト」について、チチヤスの久保貴義社長は「健康だけでなく、心のゆとりやホッとする時間のためにもヨーグルトを食べていただきたいという思いで開発した」と語る。
同商品は、瀬戸内広島レモンの果汁と果皮を使用したヨーグルト。ミルクが作り出すコクと、レモン特有の爽やかな風味が楽しめる、なめらかな口当たりのヨーグルトに仕立てた。
「レモンの皮を使ったヨーグルトはかなり珍しく、皮ごと使用できる瀬戸内広島レモンならではの商品。皮を噛んだときにレモンの香りがふわっと感じられ、心のゆとりにつながると考えている」と力を込める。

チチヤスのマーケティング部販促課の髙邊夏歩氏は「地元・広島の企業として、産地応援と認知拡大を目的にプロジェクト参加を決定した。広島に目を向けていただきながら、ヨーグルトをより日常的に楽しんでいただきたい」と説明する。
4月からはニッポンエールプロジェクト全体で、瀬戸内広島レモンをアピールする売場を展開。伊藤園・チチヤスを含む10社の11商品で売場展開を行う。

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