「ビヒダス便通改善」鉄分入り 健康と栄養でWケア 森永乳業

森永乳業は「ビフィズス菌BB536」を使用した機能性表示食品「ビヒダス ヨーグルト 便通改善 1日分の鉄分 ドリンクタイプ」(税別145円)を4月8日に全国発売する。既存の便通改善機能に加えて1本に鉄分11㎎を配合し、鉄不足に悩む20~40代女性の新規獲得にもつなげる考え。

「ビヒダス ヨーグルト 便通改善」は2020年、業界で初めて便秘気味の人の便通を改善する機能性表示食品ヨーグルトとして発売し、昨年7月に累計出荷個数2億個を突破するなど売上好調となっている。一方で、機能性ヨーグルトの購入者は40代未満女性の割合が低い課題がある。同社によれば、20~40代女性の約2人に1人が便通に悩みを抱えており、30代以上の女性が「不足していると思う栄養素」の1位が鉄分であることから、「ニーズは顕在化しており、商品を通じて栄養課題と健康課題の双方を解決できると考えた」(マーケティング統括部中長期ウェルネスマーケティンググループの飯吉奨氏)。

「ビヒダス ヨーグルト 便通改善1日分の鉄分 ドリンクタイプ」
「ビヒダス ヨーグルト 便通改善1日分の鉄分 ドリンクタイプ」

食品開発研究所の長濱伸哉発酵乳研究員によれば、ヨーグルトを作る際には乳酸菌が必要だが、おなかの環境を整える働きがあるビフィズス菌がすべての市販ヨーグルトに含まれているわけではない。同シリーズに使用する「ビフィズス菌BB536」は酸や酸素に強く大腸に到達することができるほか、ラクチュロースは大腸に届いてビフィズス菌を増やして腸内環境を良好にすることから、「便通改善に特化したヨーグルトといえる」。

3月27日の発表会では、アーティスト・タレントの伊藤千晃さんと管理栄養士の浅野まみこさんが登壇。浅野さんは「成人女性の鉄分の摂取推奨量10・5㎎を補うには、ほうれん草3束、焼鶏レバーなら毎日3串食べる必要があり、その結果多くの女性が鉄不足になっている。新商品は1本で11㎎摂れて毎日続けやすい」と述べた。

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