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紀南の梅 不作の可能性高まる 暖冬や降雹が量と質に影響

今年の紀南の梅は不作となる可能性が高い。暖冬による着果率の低下に加えて、降雹により等級も低下。紀州梅干の主力品種である南高梅は前年比で3割減ほどの不作となる見通しだ。紀州の梅干メーカーに大きな打撃を与えそうだ。

和歌山県南部の田辺市と西牟婁郡一円を管内とするJA紀南は毎年、紀南の産地情報をまとめている。4月10日の定点調査では、着果数は各品種とも前年・平年より少なかった。暖冬による早期開花で不完全花の発生が着果に大きく影響したと考えられる。また、3月20日には、近畿地方に強い寒気が流れ込み、紀南の広い範囲で雹が降り、等級を著しく低下させる被害が発生した。

4月10日時点の定点調査の実肥りは、小梅12.7㎜(平年比89%)、古城16.9㎜(平年比86%)、南高20.1㎜(平年比96%)と小梅・古城は平年よりやや小さく、南高は平年並みとなった。

梅部会では今年の生産量を、小梅471t(前年比67%、平年比63%)、古城243t(前年比65%、平年比51%)、南高1万4,311t(前年比70%、平年比67%)、在来系224t(前年比58%、平年比52%)と見込んでいる。

JA紀南の今年度の青梅販売方針は計画的安定出荷を基本に作柄と降雹被害を踏まえ、卸売会社との連携により事前企画を強化し市場青梅販売計画数量2,500t(前年比67%)を目標として取り組む。
紀州梅 定点調査の着果数と着果率

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