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飲料系飲料「C1000」 若年層アプローチへ「ビタミンC」の価値前面に 採用アイテムの増加狙う
KNOWLEDGE WORK 20260303

「C1000」 若年層アプローチへ「ビタミンC」の価値前面に 採用アイテムの増加狙う

ハウスウェルネスフーズの「C1000」ブランドは来期(3月期)、若年層に照準を合わせ、ビタミンCに着目したコミュニケーションに変更。「C1000」のビタミンCの価値に磨きをかける。

1月23日、取材に応じた同社の山岡潤事業開発二部第一グループマネージャーは「『C1000』はビタミンCが原点にあるブランド。いろいろな栄養成分がある中で、ビタミンCは摂りたい成分として幅広い年代から挙げられる。市場を見渡しても、ビタミン系飲料の波が来ている」と語る。

来期は、大学生から20代、30代前半の若年層をメーンターゲットに設定し直し、コミュニケーションを変更する。今年4月にホームページをリニューアルし、よりビタミンCに重きを置きメッセージを伝えていく。

「C1000」ブランドの23年4―12月売上高については、微増で着地。昨年6月に価格改定を行い消費減退が懸念されたが、同時期にLINEキャンペーンの実施で想定を上回る結果になったという。

アイテム別では「ビタミンレモン」本体が特に支持された。「人流回復がプラスに作用したとみる。疲れが生じたり、肌の調子が悪くなったと感じたりした方が、コンビニなどで気軽に買って飲む際に選んでいただいている」。前期にシリーズを牽引した「ビタミンレモン クエン酸」も、ほぼ横ばいで堅調に推移した。

伸び率が最も高かったのは「ビタミンオレンジ」。レモンフレーバーが多いビタミンC補給系飲料のなかで、フレーバーの新奇性から支持されているとみられる。

「レモン味の酸味を敬遠される方でもビタミンをたっぷり補給していただきたいとの想いを込めた商品。この想いに共感いただき採用が広がっている。最近ではコンビニさまで再度導入していただいた。オレンジフレーバーが近年のトレンドになっていることも受け入れられた要因の一つ」との見方を示す。

昨年は、販売チャネル別ではコンビニが好調となった。課題となったのは、価格改定の影響を受けたスーパーや量販店チャネル。そのため、今年はスーパーや量販店での売場づくりに注力する。

山岡潤マネージャー(ハウスウェルネスフーズ)
山岡潤マネージャー(ハウスウェルネスフーズ)

「シリーズで品揃えがあると、それだけ目に留まりやすくなるため、各アイテムの導入拡大を目指す。特に『ビタミンレモン クエン酸』は2品目としての提案を強化していく」と述べる。

新たな成長の芽としてラベルレス商品の育成にも取り組む。昨年7月にAmazon限定でラベルレスの「ビタミンレモン」を発売開始し、今後強化の構え。「ラベルが剥がしにくいというお問い合わせがあり、Amazon限定ではあるが1ケース30本入りのラベルレス商品の販売を始めた。販促を強化していき、好評であればチャネルの拡大も検討する」。瓶はリサイクルの際、高温で溶かされるため、ラベルを剥がさずともリサイクルに支障はきたさないが、剥がしたいニーズに対応してストレスフリーな飲用体験の創出を目指す。

栄養ドリンク市場については「コロナ禍直後まで大幅に成長していたエナジードリンクが横ばいまたは微減と推察される一方、直近では小瓶タイプのビタミン補給訴求ドリンクが伸びている。今後は、機能性表示食品の拡大も予想される」とみている。

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