中部地区の業務用卸で組織する東海外食物流協会(TGK、会員店11社+事務局・名給、大原英歳会長:大垣ダイワ食品社長)は1月24日、ヒルトン名古屋で「2024年度 新年懇親会」を開催した。当日は会員店、賛助会員メーカーから約120人が出席。懇親会冒頭では、前年の工場視察や研修などへの協力に対し、TGKから守山乳業と極洋に感謝状が贈られた。
あいさつに立った大原会長は、「昨年の新型コロナ5類引き下げ以降、経済回復の兆しが見られるようになった。大型イベントの再開や旅行、インバウンド需要の増加が見られ、コロナ禍が明けた兆しと言える」とする一方、「われわれ外食業界では猛暑や円安の影響で食品の高騰が続き、また人手不足などの課題に直面している。今年に入っても食品値上げは続いており、2024年物流問題も目前に迫っている」と業界が相対する課題を指摘。
「このような厳しい状況の中、TGKでは『最も必要とされる企業になろう』というスローガンのもと、お客様の目線に立ち、お客様に満足していただける団体を目指している。これからもお客様ニーズに応える商品や、人手不足を解消する商品、そして付加価値の高い商品を提案していきたい」と語った。
懇親会に先立ち行われた総会では、大原会長以下協会役員の再任ならびに24年度事業計画案などを決議した。
今年度も運営スローガンに「最も必要とされる企業になろう」を掲げ、重点目標に据える「環境配慮への取り組み(フードロス、CO2削減など)」「お客様への提案、サービスを通じてオンリーワンになる」「他店と差別化できる商品の提案」に力を注ぐ。