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「ライスグレーンウイスキー」確立へ専用の貯蔵庫が竣工 八海醸造

八海醸造(新潟県南魚沼市)は、米を主原料とした「ライスグレーンウイスキー」の確立を目指し、取り組みを強化する。2023年12月、新たに「八海醸造ウイスキー貯蔵庫」が本社近隣「魚沼の里」エリア内にオープンした。竣工式で南雲二郎社長は「ウイスキーは長い年月をかけて創り出していくもの。われわれが日本酒、焼酎、あまさけなどの製造で培ってきた技術や知識を注ぎながら、また違った価値を生み出していける」など話した。

同社は16年4月にウイスキーの製造免許を取得。同年8月に初溜を行った。24年4月、ライスグレーンウイスキーとして販売を開始予定。仕込み水は清酒「八海山」と同じ「雷電様の清水」。蒸留後、オーク樽貯蔵で熟成を重ねたライスグレーンウイスキーは、琥珀色に色づき、バニラや花を思わせる甘い香りと華やかな独特の存在感をまとうという。

新設の「八海醸造ウイスキー貯蔵庫」は、450ℓ樽で約800本を収容予定。これは4~5年程度の製造分を貯蔵できる見込み。24年春から本格的に運用開始する。

竣工式で南雲二郎社長(八海醸造)
南雲二郎社長(中央)

これまでは資材倉庫だったスペースに樽を貯蔵してきたが、手狭になってきたため専用の貯蔵庫を建設するに至った。「ウイスキーは時間が作り出す味わいが重要。今後の年月を見越して貯蔵スペースを拡大する必要があると判断した」(同社)。

一方、グループ会社のニセコ蒸溜所ではモルトウイスキーづくりを進めている。将来的には魚沼、ニセコの原酒を相互活用してさらなる事業の活性化を図りたい考え。

今後に向けては「ジャパニーズウイスキーの一つのスタイルとして、ライスグレーンウイスキーを確立していきたい」。

〈「八海醸造ウイスキー貯蔵庫」概要〉

▽延床面積 736.44㎡
▽建築様式 鉄骨造
▽収容樽数 450ℓ樽×約800本
▽収容方式 移動ラック式
▽運用開始 24年春予定

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