味の素AGFは「ブレンディ カフェラトリー」スティックの“濃厚シリーズ”と“スイーツシリーズ”から新商品を投入してメインターゲットである20・30代女性の支持拡大を目指す。
11月8日、女優の吉田美月喜さんを起用した新オリジナルムービー「ほんのり幸せチャージ」篇の配信を開始するなどマーケティング活動を本格化している。
「ブレンディ カフェラトリー」スティックは、“カフェで過ごすようなご褒美のひととき”をコンセプトに、専門店品質の濃厚な味わいと春夏・秋冬の季節に応じた楽しみを提供している。
この基本価値をベースに濃厚シリーズでは泡立ちの価値伝達を意識する。
10月12日取材に応じた同社の江村治彦コンシューマービジネス部長は「カフェラトリーシリーズの本質的な価値は、豊かな泡立ちと本格的な味を手軽に楽しめる点にある。この秋は、濃厚シリーズを通してこの価値を伝える活動を行う」と意欲をのぞかせる。
濃厚シリーズの新商品は「濃厚ミルクティーラテ」。昨今、カフェで人気のティーラテのような味わいを再現したものとなる。
「濃厚ビターカフェラテ」と「濃厚クリーミーカプチーノ」の既存2品はパッケージデザインを刷新。
「濃厚ビターカフェラテ」は“エスプレッソの深いコク”といった文言をパッケージに記載するとともに、コーヒーとミルクが混じりあう液面写真に変更した。
「濃厚クリーミーカプチーノ」は、クリーミーな味わいを想起させるパッケージカラーへと改めた。
一方、“スイーツシリーズ”は期間限定商品として秋冬の季節感を打ち出していく。
江村部長は、「『カフェラトリー』ブランド全体としても若い層も取り込んでいるが、なかでも“スイーツシリーズ”は武器にできるシリーズだと考えている。メインの秋冬のシーズンに投入する形で、季節ごとの楽しみを提供する」と語る。
今回で3シーズン目になる“スイーツシリーズ”は、9月1日から「濃厚クリームブリュレラテ」「濃厚ストロベリーホワイトショコララテ」「濃厚フォンダンショコララテ」の3種類を発売。
いずれも“まるでスイーツを味わうような1杯”をコンセプトに、カフェの人気メニューをラテで再現した味わいが特長となっている。
「ブレンディ カフェラトリー」のメインユーザーは、「ブレンディ」よりもやや下の20代から30代の有職女性。心の健康や、自分へのご褒美としての飲用を訴求している。