コメ消費促進へ食材・メニュー提案 昭和「年末謝恩見本市」 

昭和(愛知県稲沢市、青山尚正社長)は10月17、18の両日、本社会場で「年末謝恩見本市」を開催。今年のスローガンは「NEWくらしック~おかげ様で50回~」。出展企業は345社。2日間で過去最高となる約1千500人を招待。4年ぶりに人気イベントの「マグロの解体ショー」が再開されるなど、会場は活気にあふれた。

開会式で青山社長は、「おかげさまで今回50回目を数えるに至った。これもひとえに、ここにお集まりのメーカーさまのお力添えの賜物と心より感謝する。12月度の売上(見本市成約率)についても、前年比103%の148億円を目指している」とした。

青山尚正社長(昭和) - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)
青山尚正社長(昭和)

また、「見本市に先立ち、社員や出展社スタッフのご家族を招いて50回記念のファミリーデイも実施。初めて1千人を超える方々にお越しいただき、皆さんの仕事ぶりを見てもらった。そこで感じたのは、いかに人間の五感を使ったイベント、趣向が求められているか、コロナの時代に減ってしまっていたかということ。この見本市は手作りで泥臭いが、皆さまの五感を満たす内容をこれからも提供していきたい」と語った。

会場は、昭和オリジナル企画ならびに同社各部門の重点提案を中心に構成。巻頭企画「旨米道(うめしどう)」では、豊富な水資源を背景に農業のIT化や自給率向上に取り組んでいる北海道東川町にスポットを当て、同町の米と昭和が得意とする水産品を軸とした食材を組み合わせたメニュー提案を行った。

「旨米道」は、メニューごとに各部門がトータルプロデュースするスタイルで、「巻き寿司」では日配部がうなぎかば焼き風練り製品うな次郎を使った巻きものや韓国風海苔巻のキンパ、稲荷巻きなどを用意。「おにぎり」は水産部が様々な具材を食べ比べて選んだ上位10品を「ONI―ONE(オニワングランプリ)」として展開した。

「郷土寿司」は、サイジスが焼き鯖すしなどを紹介。また冷食部は、最新トレンドとして市場拡大が続く冷凍食品の米メニューを広く集めた。

未利用魚の活用に挑戦「レミフィッシュ」 - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)
未利用魚の活用に挑戦「レミフィッシュ」

一方、管理栄養士を中心とした女性チームが手掛ける「レミフィッシュ」ブランドでは、現在開発中の未利用魚「ミズカマス」を活用したメニューをお披露目。今後の発売を予定する。

グループ企業ブースでは、ジョイフーズが新たに立ち上げる「うみのもん」シリーズが初登場。煮干やだしパック、海藻類を使ったふりかけなど、11月から新発売となる8品を紹介した。

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