成長市場へ供給力強化 サッポロビール仙台工場がRTDライン新設

サッポロビール仙台工場(宮城県名取市)に新設されたRTD製造ラインが10月11日に竣工・稼働。16日にはこれを記念したセレモニーが実施された。

缶チューハイなどのRTD市場は、顧客ニーズの多様化などを背景にここ10年で約2倍に成長。今月1日からのビール類酒税率改正で増税となった新ジャンルからの需要流入もあり、一層の成長加速が予想されている。

同社ではこれまで静岡工場での自社製造と外部委託によりRTD商品の供給を行ってきたが、自社生産能力の増強と需給の柔軟性を高めるため新たに約40億円を投資。仙台工場に設備を新設した。

これにより生産能力は2倍にアップ。26年にはRTDの自社製造比率88%とすることを目指す。新ラインはピューレや混濁果汁を使用する製品も製造でき、さらに特色ある多様な商品開発も可能になるという。

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