フードテック・サミット 20社が最先端商品を展示 世界初の完全栄養食も

フードテックの最先端製品やサービスを紹介する「SKS JAPAN2023(グローバル・フードテック・サミット)」が7月27日から29日まで東京・港区海岸の東京ポートシティ竹芝で開催され、展示会や説明会には大企業からスタートアップまで、業界の枠を超えた多くの企業が参加した。主催はシグマクシス社。

米国シアトル発のグローバル・フードテック・サミットの日本版として2017年に立ち上げ、以来、国内外の企業・団体・個人によって開かれている。6回目となる今回は、「アンロック(UNLOCK)」をキーワードとし、フードテックに関わる事業や製品やサービス、トレンドなどを紹介。内外の領域から約90人が講演し、展示会には約20件が出展した。

味の素は、このほどTWOが発売した次世代型プラントベースプロテイン「2Protein」の開発に、アミノサイエンスの活用として携わったことから、会場ではシェイカー不要で場所や時間を選ばずに摂取することができ、携帯性にも優れることをアピールした。

世界初の完全栄養食のパンやパスタ(ベースフード社) - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)
世界初の完全栄養食のパンやパスタ(ベースフード社)

永谷園は、電子レンジにかけるだけでパスタのゆでとソースの加温が同時にできる専用パウチに入った「パキット」を展示した。5~6分のレンジ加熱と、7分の蒸らしだけで調理ができて時短や省エネにも最適で、会場では電子レンジも用意され、アルデンテの食感や濃厚で後を引く味わいなどが評判だった。

ベースフード社(BASE FOOD)は、1食で1日に必要な栄養素の3分の1がすべてとれる世界初の完全栄養食を展示した。からだに必要な栄養素がぎゅっと詰まった完全栄養パンや、もちもち食感の平打ち麺のパスタなどに再現。WEBで申し込めば、バランスのとれた主食が毎月自宅に届けられる。

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