5.9 C
Tokyo
6.4 C
Osaka
2025 / 12 / 19 金曜日
ログイン
English
逆光線(コラム)キャッシュレスと手数料

キャッシュレスと手数料

中学生の息子から小遣いの相談があるという。すべてが値上がりしているので、小遣い増額の要望かと思いきや、現金とキャッシュレスに分けてほしいとのこと。友だちもコンビニや外食の支払いはスマホ決済が主流という。

▼経済産業省の調査によると、22年の個人消費に占めるキャッシュレス決済の比率は36%と過去最高を更新した。クレジットカードや電子マネー、QRコードなどの決済額は111兆円、初めて100兆円を上回った。

▼コロナ禍がキャッシュレス化を後押しし、今後インバウンドが復活すればさらにその流れは加速しそうだ。政府は海外に比べて低いとされるキャッシュレス決済の比率を25年には4割、将来的には8割を目指しており、大阪万博も会場内は原則キャッシュレスとなるようだ。

▼決済手段の多様化は消費者の利便性向上につながるが、クレジットカードの場合、飲食店や中小小売店の手数料率は3%前後とされ、キャッシュレスが増えるほど収益が圧迫される懸念もある。海外よりも高いとされる手数料率の見直しも必要だ。

関連記事

インタビュー特集

米国の認証機関として、米国輸出への総合支援に自信 認証だけでなく、企業の社会的信頼を高める仕組みづくりもサポート ペリージョンソン ホールディング(PJR) 審査登録機関

ペリージョンソン ホールディング(TEL03-5774-9510)は、ISO認証、ビジネスコンサルティング、教育・研修事業を通して顧客のサステナビリティ活動の普及に尽力。

国際的情報豊富な感覚で審査を展開 細分化したフードセクターに精通した審査員多数 SGSジャパン(SGS) 審査登録機関

SGSはスイス・ジュネーブに本拠を置き、試験・検査・認証機関としては世界最大級の規模である。世界115カ国以上に2500以上の事務所と試験所を有し、各産業分野における検査や試験、公的機関により定められた規格の認証などを行っている検査・検証・試験認証のリーディングカンパニーである。

キンレイ「鍋焼うどん」、さらにおいしく進化 自社工場でかつお節を削り出した理由とは 50年のこだわり脈々と

キンレイの冷凍具付き麺「お水がいらない」シリーズが販売好調だ。2010年に立ち上げ、昨24年までに累計2億食以上を販売している。

日本酒「獺祭」輸出4割増 「海外トップブランドが強み」桜井社長

清酒「獺祭」の輸出が世界各国で伸びている。前9月期は総売上高213億円(前年比9%増)のうち、輸出実績(未納税含まず)は79億円、実に4割増だった。

日清オイリオ久野社長 価格改定の早期完遂目指す 家庭用、中長期視点で強化

日清オイリオグループの久野貴久社長は、喫緊の課題として価格改定の早期完遂と、ホームユース(家庭用油)の販売強化に取り組む方針を示した。