三菱食品 広島県と包括連携協定 食を起点に地方創生推進

三菱食品は広島県と包括連携協定を締結した。G7広島サミット開催50日前となった先月30日、広島県庁で湯﨑英彦広島県知事と黒瀬晃一・三菱食品中四国支社長が出席し協定締結式が行われた。三菱食品は食を起点とする地域貢献・地域創生プロジェクトを推進しており、自治体との協定提携は初となる。

両者が連携し、県産品の販売促進、健康増進・食育、教育・文化の振興に取り組む。具体的には、広島産の農水産物などを活用したオリジナル商品の開発、県産品の販路拡大を進める。

第一弾では地元企業のフレスタ、八天堂、三菱食品の3社が連携し、呉市・狭間農園の「ちっちゃい島のレモン」を使用したスイーツ3品(とろける大福、くりーむパン、レモンケーキ)を開発。G7広島サミット開催を前に、フレスタ全店での販売を開始した。

地元のフレスタ、八天堂とコラボ商品も - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)
地元のフレスタ、八天堂とコラボ商品も

湯﨑知事は「これまで以上に連携を深め、魅力ある広島の食を発信し、地域の活性化につなげて欲しい」と期待を寄せた。

三菱食品の黒瀬中四国支社長は「小売業やメーカーとのネットワークを活用した商品開発・販売促進をはじめ、私どものデジタルコンテンツを活用した県産品や観光情報の発信、健康増進や食育活動にも貢献していく」と意気込みを語った。