アサヒ飲料、新入社員62人が飲料業界の春に「颯」 3日の入社式後・東京スカイツリーで緑茶新ブランドをサンプリング

 アサヒ飲料の新入社員62人は3日、この日行われた入社式の後、東京スカイツリー(東京都墨田区)のメインエントランス前に集結し、緑茶飲料の新ブランド「颯(そう)」のサンプリングイベントに参加した。

 「颯」はスッキリした味わいと香りが特長の緑茶飲料で同社の最注力新商品の位置づけとなる。4日に新発売される。

 「明日発売の緑茶飲料です」――。
 新入社員が先輩社員の指導のもと道行く人に積極的に声掛けして275mlPETの「颯」を手渡していった。

 米女太一社長もこれに加わり「新入社員にとって最初にお客様と接する経験は、これからのビジネスで役立つ。新入社員自身がフレッシュな風を吹かせてほしい」と期待を寄せる。

取材に応じた新入社員の渡辺開さん(左) - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)
取材に応じた新入社員の渡辺開さん(左)

 入社式では、新しい価値を生み出していくために大きな夢を持つことと一生懸命勉強することの大切さを訓示。
 「新入社員には大きな夢を持ち、しなやかで強く生きてほしい。しなやかであるためには、正確に様々なことを理解することと明るく捉えることが大事。ワクワクして笑顔で仕事をしてほしい」と述べる。

 新入社員はサンプリング後、7日までの5日間、研修を受け、その後、各部署に配属される。

 神戸支店に配属される新入社員の渡辺開さんは「社会人の第一歩を踏み入れた実感が沸いてきたのと同時に、アサヒ飲料から12年ぶりに出される緑茶ブランドと一緒にスタートできると考えると元気づけられる」と語る。

率先垂範するアサヒ飲料の米女太一社長 - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)
率先垂範するアサヒ飲料の米女太一社長

 「お客様に商品を快く受け取っていただき嬉しく思った」と感想を寄せるのは岡崎支店に配属される新入社員の白石爽太さん。商品開発でアサヒ飲料が手薄とするカテゴリーを盛り上げていくのが夢だという

 コロナ禍で自粛されていたサンプリングイベントが解禁の様相を呈し、緑茶飲料市場ひいては飲料業界に「颯」のような新風が巻き起こることも期待する。

 米女社長は「颯という名前のように、新しい風を産業の中に吹かしていきたい。厳しい環境ではあるが、これから人流はますます増えていき、いい感じで産業は進んでいく」との見方を示す。

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