トラックドライバー時間外労働の上限規制が適用される「2024年問題」 コカ・コーラボトラーズジャパンの対応は?

 トラックドライバー時間外労働の上限規制が適用される「2024年問題」についてコカ・コーラボトラーズジャパンのブルース・ハーバート執行役員最高SCM責任者兼SCM本部長は10日開催された決算説明会で、需要予測の向上や消費地に近いところでの製造などで対応していく考えを明らかにした。

 同社は、需要予測の向上ほか、迅速な意思決定をサポートする財務情報へのアクセス強化やコミュニケーション強化の取り組みであるS&OP(Sales and Operations Planning)プロセスを刷新したことで、近年の課題であった需要急増時の製品供給のサービスレベルを大きく改善。
 加えて、前期(12月期)の製品廃棄額は19年比で約2割程度減少し、ローコストペレ―ションにも貢献した。

 これに、コカ・コーラシステム国内最大級の保管・出荷能力を持つ自動物流センターであるメガDCの効果が加わり、前期(12月期)の物流コストは減少した。

 ブルース・ハーバート執行役員は「計画の精度を上げてメガDCに投資したことで、15%程度の平均輸送距離の削減を実現した」と振り返り、今後については「ローカルのメーカーを活用して、各地域の一番適した場所で製造し、その製造拠点と同じ地域で販売するということにも極力取り組んでいきたい。将来的には輸送費は上がり、厳しい環境ではあるが、このようなことを続けていく」と語る。

 今期は、物流ネットワークの最適化の基盤となるメガDCの安定稼働に注力し33億円のコスト削減を見込む。

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